今回は僕がやっている【kraft garment】の名前の由来についてお話しします。

・意味

【kraft】→ パターン(型紙)で使う茶紙(クラフト紙)
【garment】→ 一着の衣服

【kraft】から説明していきます。
僕が服作りで1番重きを置いている作業がパターンを作成する工程です。
その作業で使う紙がクラフト紙です。

ロゴの背景、製品タグ、商品を梱包する袋などあらゆるところにクラフト紙を使用しています。
クラフト紙でできているモノを見ると生活の中でも馴染み深いせいか、どこか落ち着くのは僕だけでしょうか。

特別な日の一着ではなく、毎日同じテンションの洋服に囲まれた時の安心感や、ちょっと背伸びした洋服を着た次の日にいつもの洋服に袖を通せば等身大の自分に帰ってこれる、ただいまと言いたくなるような洋服を届けたいです。

また【kraft】の由来には【craft】の意味合いも入っています。

【craft】→ 技術、手芸など...

【kraft garment】では企画から縫製まで1人で行う体制で運営しております。

大量生産する既存のアパレルメーカーではやらないお客様ひとりひとりとサイズやディティールなどについてコミニュケーションをとりながらつくり上げるあなたのための一着の衣服
そのような想いでつくった洋服の【craft】らしさを感じてもらえたら嬉しいです。

次は【garment】の説明です。

【garment】→一着の衣服

一着の衣服という意味あいは２つあります。
１つは【kraft】の説明でお話しした意味あいです。(太文字の一着の衣服)

2つめは''シーズンレス'' という意味あいです。
ファッションであればシーズンがあるからファッションでもあるかもしれません。
しかし【kraft garment】では季節でつくるアイテムを考えるのではなく、生活する中で出会って感銘を受けた事、モノ、生地や付属、技法などを1番活かせるものづくりを心がけて作ります。

また、一般のアパレルメーカーでは1シーズンが終わるとそのシーズンの商品は徐々に無くなっていくと思いますが【kraft garment】では''自分だけの定番をたくさんつくってほしい''と言う想いから基本的に全ての商品をアップデートを繰り返しながら可能な限り永久的に販売します。

お気に入りの洋服はいつ見ても、いつ着ても素敵な気持ちにさせてくれますよね。
次回はロゴのお話をしたいと思います。

おやすみなさい。
イシオ　コースケ